宗方毅彦

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宗方毅彦が驚愕した京都・清水寺の国宝、清水の舞台

宗方毅彦が驚愕した京都・清水寺の国宝、清水の舞台

 

宗方毅彦が驚愕した京都・清水寺の国宝、清水の舞台

 

 

 

京都の顔とも言える清水寺。
京都というと、このお寺のすごく高知名度の清水の舞台を思い出すと思います。京都観光の定番中の定番ですからね。

 

その清水寺の本堂(清水の舞台のある)は、国宝に指定されています。
また世界文化遺産にも登録されています。

 

かんたんに紹介すると、清水寺は京都市の東山にあるお寺です。
歴史は大変古く、778年に創建されました。

 

平安時代の武人、坂上田村麻呂が音羽山を訪れた時に、修行中の僧、賢心に出会い、その教えに深く感銘を受けて寺院を建立したと言われています。

 

清水寺は創建以来、なんと9回も火事になったと記録に残っており、その都度本堂やその他の建造物も焼失しています。それでもめげずにその都度再建しています。

 

一番近い火事で言えば、簡単に言うと1629年で、その時も殆どの建造物が焼失していますが、1633年に徳川家光により再建され、現在の清水寺の建造物はその時に再建されたものです。

 

その後、本堂を大きくしようという話が持ち上がりました。

 

なぜかというと、参拝の人の人数が年々増えて、長い行列が出来るほどになり困っていたからでした。ですが音羽山の崖を切り崩して本堂を広くするのは、かなりの時間と労力がかかるものでした。

 

それで山を切り崩さずに、土台を造りその上に舞台を設けるという方法が採用されました。

 

それが現在も観光の目玉となっている、清水の舞台です。

 

舞台の下には78本の長い柱が使われています。高さは約12メートルあり、ビルにしたら4階くらいの高さになります。舞台の広さは100畳分もありますね。
清水の舞台は、「貫(ぬき)」という横木を使った「懸造り(かけづくり)」という方法で造られています。
この方法は山の斜面や段差のある土地等に大きな建物を建てる時に使われるものです。
柱に使われる木はケヤキです。

 

樹齢が300年以上の高く太さのあるケヤキを切り出して来ます。その大木をすべて16角の形に加工し、それらを直径が2.3メートルの太さになるように整えたものを使用します。

 

本堂と舞台で、大小合わせて全部で172本の柱を使っています。しかも一本の釘も使わずに建てられているのです。

 

ケヤキの柱は、前述のヒノキの「貫(ぬき)」という厚い横木を通して接合されます。この方法にすると、建物はかなり耐久性のあるものになります。

 

上からの圧力にも横からの圧力にも耐えることが出来るのです。
ですので、釘が一本も使われていないのに、広い舞台に何百人もの人がのっても大丈夫なほど強いのです。

 

崖の下の方から清水の舞台を眺めると、本当に畏怖の念を感じるほどのすごさを感じます。

 

清水寺の清水の舞台。歴史の中に残ったすごさを感じますね。